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特集《事業の多様化・時代の変化に役立つ》中小企業の企業価値算定及びM&A実務に関する留意点

 公認会計士・税理士 長谷川 哲央

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近年、日本におけるM&A件数は増加傾向が続いています。2020年においては新型コロナウイルスの感染拡大による経済への悪影響によりM&A投資を控える動きもありましたが、今後はコロナ後を見据えた業種転換や事業再編を目的としたM&Aの機会が増えていくことも想定されます。

会計事務所としては、顧問先がコロナ禍においてM&Aを検討する機会の増加を見越して、適切に準備を整えておきたいところです。

M&Aの世界では企業価値が重要な概念となります。本稿では、顧問先がM&Aを検討する際に会計事務所として最適なアドバイスができるよう、企業価値とは何か、M&A実務とはどのようなものかについて解説します。

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