※ 記事の内容は発行日時点の情報に基づくものです
相続税 基本事項から確認する土地評価~第7章:裁決事例等から確認する土地評価の実務ポイント(その49)(下)
税理士 笹岡 宏保
( 102頁)
裁決事例を用いて、評価実務の第一線で係争があった重要項目を確認しています。本号では前号に引き続き、利用価値が著しく低下している宅地の評価に対する課税実務上の取扱いを適用して評価することの可否が争点とされた事例について確認します。
Q162 裁決事例の確認
(その49:利用価値が著しく低下している宅地の評価に対する課税実務上の取扱いを適用して評価することの可否が争点とされた事例)
※ Q及びA(2)③までは、前号(2021年8月号)をご参照ください。 |
A162 (前号よりの続き)
(2)裁決事例の確認
④ 国税不服審判所の判断
(イ)認定事実
[イ] 本件施設の存する土地と本件土地及び本件公示地との位置関係につ...