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税理士がチェックしたい 中小企業クライアントの就業規則のルール 第36回 今後の時代に必要なテレワーク規程―1
特定社会保険労務士 小野 純
( 44頁)
コロナ禍による影響によって会社生活で大きく変わった部分があります。一番の大きな変化は「テレワークの定着」ではないでしょうか(テレワークは「在宅」「モバイル」「サテライト」の3タイプが考えられますが、今回は「在宅」に絞った内容とします。)。2020年のコロナ禍における政府の指導により、大手企業の多くは手探りでテレワークを開始し、一定の成功を果たしています。一方で中小企業では大手企業ほどには定着せず、一時期は試行してみたものの、今は完全に以前のように会社での勤務に戻ったところも少なくありません。
この連載でも第8回(2020年11月号掲載)の「コロナ禍における対応① 在宅勤務規程」で取り上げましたが...