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税理士のための一般財産評価入門 ⑯ 配偶者居住権等の評価

 税理士 武田 秀和

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略歴 1975年中央大学法学部卒業後,東京国税局に入局。東京国税局資料調査課,浅草,四谷税務署資産課税部門等を経て,2008年8月武田秀和税理士事務所開設。

主な著書に「『相続税・贈与税の重要テーマ』ポイント解説」「遺産分割協議と遺贈の相続税実務」「一般動産・知的財産権・その他の財産の相続税評価Q&A」(いずれも税務研究会出版局)等がある。

〔前回(⑮)は №3573 (令和元年9月23日号)に掲載いたしました。〕

16  配偶者居住権の評価方法について説明してください。

配偶者居住権は,相続財産として課税の対象になりますが,その価額(評価額)は相続税法で新たに定められました。配偶者居住権の価額は,配偶者居住権の目的となっている建物(以下「居住建...