ちょっと役立つワインの小話 第14回 様々なタイプの"泡"ワインのお話(その2)
日本ソムリエ協会 ワインエキスパート/ワイン検定講師 佐久間 裕輝(米国CPA)
まだまだ,暑い日が続きますが,前回に引き続き泡系のワインについてお話をします。
スパークリング・ワインの代表格は何と言っても前回お話したフランスのシャンパンとなりますが,シャンパン以外でも優れたスパークリング・ワインがたくさんありますし,しかも圧倒的にリーズナブルなのです。
有名なところでは,こちらも前回触れましたが,スペインのカバ,イタリアのスプマンテ,ドイツのゼクトなどがありますが,実はシャンパンと同じ製法で造られているワインが多いのです。この製法を「瓶内二次発酵方式」といい,泡がきめ細かくクオリティの非常に高いワインが造られるのですが,エチケット(ラベル)に「トラディショナル方式」と記載されている場合はこの方式で造られているのでチェックしてみましょう。
そういえば,前にとあるテレビ番組でタレントが,あの有名なシャンパン「ドンペリニヨン」のロゼと,スペインの「カバ」のロゼを飲み比べ,カバの方に軍配をあげたことをきっかけにこの"「カバ」がバカ売れ"したなんていうこともありました。ドンペリロゼの価格はご想像にお任せ致しますが,このカバは市価で1,500円位だったかと記憶します。
さて,私自身も...
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