ココが知りたい!収益認識会計基準の悩みどころ 第4回 輸出取引の収益認識
解説
公認会計士・税理士 内田 正剛
( 18頁)
1.輸出取引の収益認識
日本の国外に買主(=顧客)がいる輸出取引では,日本国内の取引とは違った法律や規則などが採用されています。そんな中でもインコタームズは輸出取引で欠かせない重要な知識の一つで,貿易実務で広く採用されている貿易条件です。そこで今回は,輸出取引における収益認識の主な検討ポイントを,IFRS第15号の開示事例とともに解説します。なお,これまでの連載と同様に,当連載でもイメージのしやすさを重視して会計基準や法律・規則の用語を言い換えて解説しています。したがって,実際の検討にあたっては,必ず会計基準や適用指針・法律や規則などの原文に目を通して頂くようお願い致します。
〈今後の掲載予定〉
回数 | 主なテーマ |
第1回 | 本人・代理人の検討 |
第2回 | 一定期間/一時点の検討 |
第3回 | 別個の財又はサービスの検討 |
第4回 | 輸出取引の収益認識 |
第5回 | 工事契約の収益認識 |
第6回 | 他部門との協力関係の構築 |
第7回 | 監査法人との協議の仕方 |
第8回 | その他の論点 |
第9回 | 開示と注記 |
※掲載内容や回数は変更になることがあります。
日本国内の取引とは様々な異なった点がある輸出取引ですが...
- 経営財務データベースで続きを読む
-
無料 2週間のお試しはこちら
すぐに使えるIDをメールでお送りします