フローチャートでわかる!収益認識会計基準の3大ポイント 第3回(最終回) 本人・代理人の判定
公認会計士・税理士 内田 正剛
( 33頁)
1.本人・代理人の判定がひと目でわかる!
「当社の取引は本人なのか代理人なのかを判定するように言われた」「判定の仕方がわからないので,判定の順番をフローチャートで見たい!」そんな経理担当者の方のニーズにお応えし,第3回では,本人・代理人の判定について解説します。
<掲載内容>
回数 | テーマ | 掲載号 |
第1回 | 履行義務の判定 | No.3485 |
第2回 | 一定の期間にわたり充足される履行義務の判定 | No.3486 |
第3回 | 本人・代理人の判定 | No.3489 |
2.今回のフローチャートの前提
今回も,「わかりやすさ」「なじみやすさ」を重視して,収益認識会計基準(以下「会計基準」とします)や適用指針の表現を数カ所言い換えています(その都度示します)。実務で利用されるにあたっては,必ず会計基準や適用指針の表現を確認するようにして下さい。
【イメージ図】
また,本人・代理人の判定についての適用指針の規定では「特定の財又はサービス」という文言が出てきます。当連載では単に「商品」と言い換えていますが,判定対象の取引(の財又はサービス)のことを指した表現です。
3.本人・代理人判定のフローチャート
通常の取引では,当社と顧客の1対...
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