事例でわかる 実務で使える 税効果会計 第4回 繰延税金資産の回収可能性の分析方法
公認会計士 内田 正剛
はじめに
「繰延税金資産の回収可能性の判定をする上で他社の事例を参考にしたいけど、注記事例を分析しても回収可能性の判定背景が見えてこない」。繰延税金資産の回収可能性は決算へ与えるインパクトも大きく、見積もりの要素が多く含まれるので、他社の事例も参考にしたいですよね。でも、詳細な判定経緯が公表されるわけではないので、注記事例の分析が必要です。そこで、本連載第4回から第5回では、「繰延税金資産の回収可能性」にフォーカスをあて、注記事例を分析します。今回は、有価証券報告書の注記から他社がどのような判断をしていると推測されるのかを紹介します。
なお、データベース(DB)版では、「図解で整理!税効果会計の基礎と考え方」と題して、わかりやすく簡単に税効果会計を解説しています。併せてお読みください。ともに動画でも解説していますので、記事を読みつつご視聴いただければより理解が深まります。
〈掲載予定〉
回数テーマ掲載号1税効果会計の決算書分析のポイント35622繰延税金資産・負債に関する注記分析のポイント35653欠損金注記の分析方法35684回収可能性の分析方法35715会社分類の推測方法35746税効果会...
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