SSBJ GHGプロトコル以外の算定方法を再議論
算定期間と報告期間の乖離1年超も可
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サステナビリティ基準委員会(SSBJ、川西安喜委員長)は11月28日、第26回委員会を開催した。SSBJ事務局は、第22回委員会(10月2日開催、 No.3625・6頁 )で議論した温室効果ガス(GHG)排出量の算定方法について、当局または取引所が要求するGHGプロトコル(2004年)以外の方法で算定が可能として、「その算定期間がサステナビリティ開示の報告期間と1年を超えて乖離する場合を認める」提案に変更した。 |
温対法等との関係性を再議論
第22回では、GHG排出量の算定方法について国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)のS2基準と同様に原則としてGHGプロトコル(2004年)に従い、例外として当局または取引所が要求する異なる方法での算定を可能とする方向性に委員から異論はなかった。異なる方法として「地球温暖化対策の推進に関する法律」に基づく「温室効果ガス排出量の算定・報告・公表制度」(温対法等)での算定を選択した場合、「公表承認日までに当局に提出した直近のデータを用いること」「算定期間とサステナビリティ開示の報告期間の乖離を1年未満にすること」も提案したが、乖離をどの程度認めるかが議論にな...
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