ISSB ISOとの協力などを公表

ドバイで開催中のCOP28にて
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アラブ首長国連邦・ドバイでは2023年11月30日~12月12日の予定で、国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)が開催されている。その中で、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)や監査監督機関国際フォーラム(IFIAR)などサステナビリティ情報開示や保証に関連する組織体が声明などを公表。ISSBは今後、国際標準化機構(ISO)と協力する。

ISO14000がIFRS-S2の開示に有用

COP28では、IFRS財団評議員会のエルッキ・リーカネン議長が演説。2021年のCOP26で同氏がISSBの設立を公式発表して以降の情勢を振り返りつつ、今後の取組みを語った。ISSB基準について、発展途上国や新興国での適用の支援や各法域での適用を推進していく方針だ。現在ISSBの議長を務めるエマニュエル・ファベール氏は、2期目満了の2027年末まで留任する。

併せて、ISSBとISOが今後協力していくことも公表した。ISOは、環境マネジメントに関する国際規格ISO14000シリーズなどを定める機関。ISSBのIFRS-S2号「気候関連開示」に基づく開示に際して、同規格への準拠が有用との観点か...