金融庁 2024年3月期対応タクソノミ公表

GHGや男女間賃金差異の値にタグ付け
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金融庁は12月11日、2024年版EDINETタクソノミを公表した。本年1月公表の開示府令の改正内容について、EDINET提出サイト「よくある質問」7のQ27で示していた提出者別タクソノミでの具体的な対応例をEDINETタクソノミに引き継いだ。新たに、男女間賃金差異の雇用区分ごとのタグ付けや温室効果ガス(GHG)排出量を開示した場合のタグ付けなどを求める。2024年3月期有価証券報告書から適用開始。改正金商法に基づく新たな半期報告書でタクソノミの対応が必要になった場合、金融庁は「よくある質問」で対応例を示す考えだ。

提出者別タクソノミからEDINETタクソノミへ

報告内容に対応するEDINETタクソノミが存在しない場合、提出会社が独自に定義・作成できるのが提出者別タクソノミだ。2023年版以前のEDINETタクソノミは、改正開示府令の新設項目に対応していなかったため、金融庁は本年3月期以降の開示について提出者別タクソノミでの対応を求め、具体的なXBRLタグも例示していた( No.3594・5頁 )。

2024年版では例示したタクソノミをEDINETタクソノミとしてそのまま採用しているが、「ガバナ...