SSBJ 具体的な文案検討を開始
ユニバーサル基準を議論
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サステナビリティ基準委員会(SSBJ、川西安喜委員長)は12月25日、第28回委員会を開催した。SSBJ事務局は、基準の構成をユニバーサル基準、テーマ別基準、産業別基準、実務対応基準の4つに分けることを提案。ユニバーサル基準の文案について検討を開始した。 |
当面はユニバーサル基準、テーマ別基準のみ
事務局は国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)との国際的な整合性を踏まえつつ、SSBJ基準の構成を4つに分けた(図表1)。産業別基準と実務対応基準については当面開発しない。
【図表1】SSBJ基準の構成
①ユニバーサル基準 |
・基準の全体像を説明。
・S1基準のうち「コア・コンテンツ」以外を想定。 |
②テーマ別基準 | ・S1基準の「コア・コンテンツ」、S2基準の定め。 |
③産業別基準 | ・ISSB基準の産業別基準に相当するもの。 |
④実務対応基準 | ・①~③に該当しない独自の定め。 |
SSBJ基準では、ISSBのS1基準を「基本的な事項を定めた部分」と、ガバナンス・戦略などの「コア・コンテンツ」とに分ける(図表2)。現時点でISSBのS2基準に相当する気候関連開示基準を開発するため、気候関連以外のリスクと機会を開示する際は、S1基...
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