JICPA 金商法監査の平均報酬、8年連続増の4,944万円
監査実施状況を調査、報酬総額の8割が大手法人
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日本公認会計士協会(JICPA、茂木哲也会長)は12月20日、監査実施状況調査(2022年度)を公表した。調査対象期間は2022年4月期から2023年3月期で、監査時間や監査報酬等を集計している。金融商品取引法監査に関して、平均監査報酬は1社当たり49,438千円で、前年度(48,058千円)から2.87%増加。8年連続増加しており、2014年度から約2割アップしている。平均監査時間は1社当たり4,163.1時間で、3.35%増加(前年度4,028.1時間)。平均単価は1時間当たり11,875円で、0.47%減少した(前年度11,931円)。 |
平均監査報酬は2014年度から2割以上上昇
調査は、JICPAに提出された監査概要書の写しなどを基に集計されたもの。金商法監査に関しては、4,201社を対象に調査。監査時間や報酬額の推移は、図表1の通りである。平均監査報酬は8年連続で増加しており、2014年度調査の40,941千円から20.75%アップした。
【図表1】金商法監査における監査報酬等の推移
年度1社当たりの平均監査時間監査報酬1社当たりの平均(千円)1時間当たりの平均単価(円)20224,...
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