SSBJ SASBスタンダードの参照が必須に
プライム上場企業の適用を想定し再検討
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サステナビリティ基準委員会(SSBJ、川西安喜委員長)は2月19日、第31回委員会を開催した。SSBJ基準の適用想定企業をプライム上場企業に変更したことを踏まえ、基準の内容について再検討を行った結果、SASBスタンダードの参照を任意から必須に変更し、ISSB基準と整合させることが決まった。公開草案は残り2回の議論を経て予定通り3月末までに公表し、4カ月間にわたって意見を募集する方向だ。 |
SSBJ独自の定めを再検討
前回( No.3641・3頁 )の委員会では、金融庁からSSBJ基準の適用を「グローバル投資家との建設的な対話を中心に据えたプライム上場企業またはその一部から始める」考えが示された。
これを踏まえSSBJでは、基準の適用想定企業を全有報提出企業からプライム上場企業に変更。前々回( No.3640・3頁 )までに議論した内容のうち、適用想定企業を考慮していたSSBJ基準独自の定めを再検討する方針を示していた。
そのため、今回はSSBJ独自の定め(図表①~③)を再検討。加えて、議論を先送りしていた論点(④、⑤)についても意思確認を行った。
スコープ2の開示は変更なし
このうち大きな影響がありそうなの...
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