環境省 キリンHDと住友林業が金賞

第5回「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」の受賞者を公表
( 07頁)
環境省は2月19日、第5回「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」の受賞者を公表した。2019年創設の同賞はESG金融に積極的に取り組む金融機関や諸団体、サステナブル経営に取り組む企業を評価・表彰するもの。キリンホールディングスと住友林業が「環境サステナブル企業部門」の金賞を受賞した。

統合的なアプローチや長期ビジョンを評価

2月19日には受賞者の発表と併せて表彰式を開催した。式の冒頭、伊藤信太郎・環境大臣が挨拶し、「環境面の情報の重要性が高まる中、開示の仕組みも重要になってきた」と述べた。

賞は、金融関係の企業や団体に対するものと、「環境サステナブル企業部門」として金融関係以外の企業に対するものがあり、各部門で金賞、銀賞、銅賞、特別賞が選ばれた。「環境サステナブル企業部門」の金賞はキリンホールディングスと住友林業、銀賞はアサヒグループホールディングスやセイコーエプソンなど。キリンホールディングスは「『生物資源』『水資源』『容器包装』『気候変動』の4つのテーマへの統合的なアプローチ」、住友林業は「森と木に拘った企業としてのあるべき姿を長期的な事業構想に落とし込んだ独自性のある長期ビジョン」...