SSBJ 次回SSBJ基準案の公表を議決

任意適用は最速2025年3月期から
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サステナビリティ基準委員会(SSBJ、川西安喜委員長)は3月4日、第32回委員会を開催。SSBJ基準(案)の公表に向け、意見募集の方法などを議論した。次回(3月21日開催予定)の委員会で同案の公表を議決し、3月末までに公表する予定だ。

強制適用の時期は金融審WGで議論

意見募集期間は4カ月間を想定しており、7月末頃に締め切る。その後は、寄せられた意見の分析と個別論点の再検討を行い、2025年1月からは文案検討を中心に議論。同年3月末までに確定基準を公表する考えだ。

意見募集では、回答者に対し、①プライム上場企業またはその一部への適用を前提としたコメント、②プライム上場企業以外の企業への適用を前提としたコメント、③いずれの企業にも共通のコメント、のいずれに該当する意見であるのかの記載を求める。SSBJ基準の想定適用対象を全有報提出企業からプライム上場企業に変更したことを踏まえた対応となる。

なお、基準の強制適用時期は同案で明示しない。金融審議会に設置される「サステナビリティ情報の開示と保証のあり方に関するワーキング・グループ」(仮称)で議論する予定となっているからだ(No.3643・2頁)。一方...