ISSB 今後2年間は適用支援を最優先
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国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)は3月13日にボード会議、3月15日にIFRS-S1号とS2号に関する移行支援グループ(Transition Implementation Group:TIG)の会合を開催した。
ボード会議では、2023年5月に公表した情報要請「アジェンダの優先度に関する協議」に寄せられたコメント対応を継続している。今回は、今後2年間の活動の方向性とバランスについて議論した。情報要請では「新たな研究・基準設定プロジェクトを開始する」「IFRS-S1号・S2号の適用を支援する」「SASB基準を強化する」などの方向性を示していたが、いずれの活動にも着手することを暫定決定。このうちS1号・S2号の適用支援については、最も優先度を高くすることも暫定決定した。ただ、ISSBはこれらの活動は別個なものではなく、例えばSASB基準の強化はS1号・S2号の適用支援につながるなど、相互連関的なものだとしている。次回のボード会議では、どのプロジェクトを作業計画に追加するかを審議する予定だ。
TIGは、S1号・S2号の適用について関係者から寄せられた質問を分析・議論する場で、今回はS2...
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