監査役協 今後の10年を展望

第98回監査役全国会議を開催
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日本監査役協会(塩谷公朗会長)は4月9日、パシフィコ横浜で第98回監査役全国会議を開催した。「協会50年のあゆみと今後の監査のあり方~進化するコーポレート・ガバナンスの担い手として~」をテーマに、記念式典やパネルディスカッションなどを実施。コーポレート・ガバナンス改革や三様監査の連携を取り上げた。

時代に合わせた活動を支援

パネルディスカッションの様子

日本監査役協会は、5月に設立50周年を迎える。そのため今回の監査役全国会議は記念式典も兼ねており、小泉龍司・法務大臣(川原隆司・法務事務次官が代読)や十倉雅和・日本経済団体連合会会長などが祝辞を述べた。

塩谷会長は挨拶で、協会設立50周年を契機とした新たな取り組みを紹介。「進化するコーポレート・ガバナンスの担い手として」というタグライン(標語)やロゴマークの制定について説明した。監査役の実効性がこれまで以上に問われる時代になったことを受け、監査役等が時代に合わせた活動ができるよう、今後も協会として支援していくという。

記念講演は、「変革をもたらすモチベーショナル・リーダーシップ」とのテーマで平井一夫・ソニーグループシニアアドバイザーが登壇。従業員...