企業会計基準委員会（ASBJ）は、改正後の金融商品取引法の施行日が迫る中での短期的な対応として、半期報告書における中間連結財務諸表を作成するための基準として、「中間財務諸表に関する会計基準」等を開発した（３月22日公表）。

期首から６カ月間を１つの会計期間（中間会計期間）とする会計処理を原則としている。報告期間が四半期（３カ月）から半期（６カ月）に変わることで生じる四半期会計基準等との取扱いの差異については、経過措置が設定され、従来の四半期会計基準等の取扱いが継続可能となっている。

一方、今後の方向性として「期中財務諸表に関する会計基準」を開発する予定もある。そこでは、①IAS第34号「期中財務報...