アナリスト協会 気候関連目標の適宜見直しも重要との声
ISSB基準セミナー全5回を配信
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日本証券アナリスト協会(小池広靖会長)は、オンラインセミナー「ISSB基準セミナーシリーズ2023」を配信している( No.3641・8頁 参照)。3月8日に第4回、4月26日に第5回を配信し、全5回の配信を終えた。第4回は気候変動の次のテーマやISSBへの期待、第5回はIFRS-S2号の活用について議論。IFRS-S2号における目標の設定について、「決めた目標を環境の変化に合わせて変えていくことも重要」などの発言があった。同協会では今後、「セミナーシリーズ2024」も配信予定だ。 |
キャッシュフロー予測の精度向上など期待
第4回は、小森博司氏(ISSB理事)が、今後2年間の作業計画に関するアジェンダ協議(2023年9月まで意見募集)とそれに寄せられた意見について説明した後、井口譲二氏(日本証券アナリスト協会サステナビリティ報告研究会座長)が小森氏にインタビューした。小森氏は「IFRS-S1号とS2号をベースにした国内基準が法制化されるまで、企業は任意開示で試行錯誤を繰り返し、投資家ともコミュニケーションを取りながら準備を始めてほしい」とした。
パネルディスカッションでは、芹口尚子氏(野村證券)、...
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