ASBJ 中間会計基準等の経過措置の取扱いを維持へ

四半期会計基準と中間会計基準の統合に向け議論
( 03頁)
企業会計基準委員会(ASBJ、川西安喜委員長)は10月29日、第535回本委員会を開催した。当日は、四半期会計基準等と中間会計基準等を統合した「期中会計基準等」(仮称)の開発の要否を議論した。期中会計基準等の開発の基本方針として、「企業の報告の頻度(年次、半期、四半期)によって、年次の経営成績の測定が左右されてはならない」とする原則を採用することが提案された。また、有価証券の減損処理に係る切放し法など、中間会計基準等で定めた4つの経過措置の取扱いを継続適用できるようにするなどの方向性が示された。

4つの経過措置の概要

中間会計基準等は、期首から6カ月間を1つの会計期間(中間会計期間)とする中間財務...