JICPA ガイダンスで報酬依存度記載の留意点を補足へ

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日本公認会計士協会(JICPA、茂木哲也会長)は1月17日、監査基準報告書700実務ガイダンス第1号「監査報告書に係るQ&A(実務ガイダンス)」の改正案を公表した。意見募集は1月31日まで。

主な改正点は、①Q1-11「監査報告書における報酬関連情報開示の省略等」における報酬依存度の記載の解説、②Q2-1「監査上の主要な検討事項の適用範囲」の解説。

まず①は、2024年3月期以降の監査報告書で適用されている報酬依存度の記載に関する内容。2年連続して報酬依存度が15%を超える場合、または超える可能性が高い場合は、その事実および当該状況が最初に生じた年を記載する必要がある(2022年改正の倫理規則R4...