ミニファイル 対話の取組みに関する開示

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財務・非財務情報の重要性が増し、かつ資本コストや株価を意識した経営の実現が要請されている昨今、上場企業にとっては株主や投資家との対話が一層重要になっている。こうした背景もあり、最近は株主や投資家との対話の取組みや、その結果などについて開示する事例がある。

例えば「記述情報の開示の好事例集2024」(本号6頁)でも紹介されている双日(東プ、卸売業)は、2024年3月期有価証券報告書の「コーポレート・ガバナンスの概要」で、対話における取組みと体制を開示。面談や説明会の場で経営層がメインスピーカーとして登壇していること、対話で得た見解を専任組織(IR室)が適宜社内に共有していることなどを記載している。...