フランチャイズ契約による本人・代理人取引の判定
当社の子会社は、大手書店のフランチャイズ(FC)に加入しています。その子会社が扱う書籍の所有権については、いくつかパターンがあります。
下記①~③の書籍において、それぞれの取引は本人取引か代理人取引のどちらになるのでしょうか。
①雑誌
・子会社は消化仕入を行っている。
・子会社がFCから撤退する場合、買い取ることになる。(最終的な在庫リスク有?)
②洋書
・子会社は在庫計上している。
・返品可能であるが返品した場合、当該書籍とほぼ同様の金額の書籍を購入する必要がある(物々交換のような状況)。
・子会社がFCから撤退する場合、買い取ることになる。(最終的な在庫リスク有?)
③それ以外
・子会社は在庫計上している。
・返品可能であるが返品した場合、当該書籍とほぼ同様の金額の書籍を購入する必要がある(物々交換のような状況)。
・子会社がFCから撤退する場合、引き取ってもらう予定。(最終的な在庫リスク無?)
上記のとおり、雑誌以外は返品可能ですが、ほぼ同額の書籍購入義務がありますのでキャッシュは固定されたままです。
新しい書籍に交換することはできますので、事業を継続する限りは在庫リスクは無いといえるかもしれません。
ただ、撤退した際の状況も考慮するべきかどうかによって結論が変わってくるかと思いますので、これらの点についてご見解をご教示下さい。
【太田】 まず、①の「雑誌」ですが、ここに文言として「………
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