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[全文公開] domestic news OECD GM課税に係る執行ガイダンス第4弾や第1の柱利益Bに係る内容等を公表

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OECDは6月17日、ニュースリリースの中で、第2の柱(グローバル・ミニマム課税)と第1の柱の「利益B」に係るいくかのガイダンスなどを公表した。

グローバル・ミニマム課税については、 執行ガイダンス(Administrative Guidance)の第4弾 や、 国別報告書のガイダンスの一部更新各国のグローバル・ミニマム課税の認定に係る内容 などを公表している。

今回公表された執行ガイダンス第4弾では、1.繰延税金負債の取戻し(DTL(Deferred Tax Liability)recapture)、2.GloBEルールと会計帳簿価額の相違(Divergences between GloBE and accounting carrying values)、3.クロスボーダーの当期税金の配分(Allocation of Cross-border Current Taxes)、4.クロスボーダーの繰延税金の配分(Allocation of Cross-border Deferred Taxes)、5.フロースルー事業体を含む構造における利益と税金の配分(Allocation of profits and taxes in structures including Flow-through Entities)、6.証券化ビークルの取扱い(Treatment of Securitisation Vehicles)に係る内容が示されている。

また、第1の柱の利益Bに関しては、「政治的コミットメントの範囲内となる対象管轄区域(Statement on the definition of covered jurisdiction for the Inclusive Framework political commitment on Amount B)」、「Amount Bガイダンスのセクション5.2、5.3における適格管轄区域(Statement on the definitions of qualifying jurisdiction within the meaning of section 5.2 and section 5.3 of the simplified and streamlined approach)」の定義・内容が公表されている。