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米国税務最新動向 連邦最高裁判所:トランプ税制による外国子会社留保所得の一括課税は合憲

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アーンスト・アンド・ヤングLLP
パートナー 野本 誠

6月20日、連邦最高裁判所は、第9巡回区連邦控訴裁判所の判断を支持し、トランプ税制による外国子会社の留保所得一括課税は合憲との判決( Moore v. United States )を7対2の評決により下しました。

「2017年減税・雇用法」(いわゆる「トランプ税制」)においては、特定外国法人からの配当の100%を益金不算入とする制度への移行に伴い、特...