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NEWケーススタディ 外国通貨を用いて外貨建て有価証券を取得した場合の課税関係

 弁護士・税理士 小山 浩
  (監修 徳山 義晃)

( 65頁)

設例

私(以下「X」といいます)は、日本国籍を有する日本の居住者です。スタートアップを創業した後、2024年1月、日本の上場会社に当該スタートアップを売却して、多額の資金(日本円)を得たため、その資金の一部を米国ドルに換えて外国の銀行に預金しました(以下「本件預金取引①」といいます)。また、当時の円安傾向を見て、2025年1月、円を米国ドルに換えて追加で同じ銀行口座に預金しました(以下「本件預金取引②」といいます)。さらに、近時のAI・半導体企業の株式相場の活況を見て、2026年1月に、当該米国ドル建て預金の一部を原資として、米国企業であるA社株式を購入しました(以下「本件有価証券取引」といいま...