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一目でわかる中国☆国際税務教室 Vol.253 中国における会計帳票の電子化はどこまで進んでいるか

上海ユナイテッドアチーブメント コンサルティング 代表・公認会計士・税理士 鈴木 康伸

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1 問題の所在

中国では、経費精算、購買申請及び契約承認のオンライン化が広く進んでいる。しかし、承認画面が電子化されていることと、会計資料が受領から検証、記帳、保存、検索及び監査提示まで電子データで完結していることは同義ではない。本稿では、後者を「会計帳票の全面電子化」と呼び、その意義と範囲を明らかにした上で、中国の制度整備と企業実務との距離を検討する。

あわせて、日本の電子帳簿保存法と適格請求書等保存方式(インボイス制度)の実務を参照し、中国の発票と日本の適格請求書の位置付け、XML等の構造化データとPDFの相違、税務上の保存要件を比較する。契約書の電子化は会計帳票の電子化とは異なる法的・技術的...