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相続税 基本事項から確認する土地評価~第7章:裁決事例等から確認する土地評価の実務ポイント(その34)

 税理士 笹岡 宏保

( 110頁)

裁決事例を用いて、評価実務の第一線で係争があった重要項目を確認しています。本号では、区分所有財産(マンション)の評価について、評価通達の定めにより難い特別の事情があるとして相続開始後における当該マンションの売却価額を基に評価することの可否が争点とされた事例を確認します。

Q147 裁決事例の確認

(その34:区分所有財産(マンション)の評価方法が争点とされた事例)

評価通達の定めでは、区分所有建物(マンション)の評価はどのようにして行えばよいのか説明してください。また、区分所有建物(マンション)の評価について、評価通達の定めにより難い特別の事情があるとして、評価通達の定めによらない評価方法を採用する...