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Selection Q&A　CASE1　個人事業者が修繕費の補填として保険金を受けた場合の取扱い

　税理士　浦上 立志

( 58頁)

Q　非課税とされる保険金に必要経費に算入される金額を補填するための金額が含まれているかどうかの判断

私は、個人で医院を経営する開業医です。一昨年（2018年）、医院で使用している医療機器が故障したため修繕したところ、修繕費が400,000円かかりました。この修繕は、医療機器の原状の機能を回復した程度のものです。契約している損害保険において、対象物に内在した欠陥の露呈による修繕に該当したことから、保険金として1,000,000円を得ました。そこで、2018年分において、この保険金1,000,000円を雑収入に、実際の修繕費400,000円を必要経費に計上し、結果として、実際の支出額を上回る部分の6...