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従業員不祥事の対応実務 第5回 ケーススタディ(パワーハラスメント)

 弁護士・MBA 萩原 勇

( 70頁)

前回は、ケーススタディで横領・背任の事例を取り上げました。今回は、パワーハラスメントの事例を検討します。

◆本号目次

1 不祥事対応の目的( 第1回

2 不祥事の類型( 第1回

3 不祥事対応の流れと

ポイント( 第1回第2回

4 ケーススタディ(窃盗・詐欺)( 第3回

5 ケーススタディ(横領・背任)( 第4回

6 ケーススタディ(パワーハラスメント)

(1)事例(違法性あり)

(2)事例(違法性なし)

6 ケーススタディ(パワーハラスメント)

(1)事例(違法性あり)

Q  当社は、ワイン等の輸入販売事業者です。先日、当社社員Yが、当社のワインセラーで服毒自殺を図りました。実は、当社は、その日に社員Yを解雇したも...