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Selection Q&A CASE2 市場価格のない株式の減損処理、投資損失引当金の計上

アヴァンセコンサルティング株式会社 公認会計士・税理士 野村 昌弘

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Q

当社(A社)は上場を目指している会社(決算期は3月)であり、今般監査を委嘱しているB監査法人から、当社が保有している市場価格のない複数の株式の単体決算における減損処理を、今回の決算で検討するように言われています。

当社が保有している市場価格のない株式の現在の状況は、以下の表のとおりです。

なお、e社株式については、現在設立2期目で、設立1期目の決算は事業が本格開始していなかったため赤字でしたが、2期目からは黒字化できる計画となっており、設立5期目には1株当たり時価純資産が50,000円以上になることが確実であると予想されています。

この5銘柄について減損処理が必要か、減損処理が必要な場合は減損金額...