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Selection Q&A CASE 1 固定資産を取得した翌事業年度に収受した事業再構築補助金の圧縮記帳

あがたグローバル税理士法人 税理士・米国公認会計士 多賀谷 博康

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Q

飲食業を営む当社(9月30日決算法人)は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、当面の売上高の回復が期待し難いことから、ポストコロナの時代に対応するため業態転換を図ることとし、X1年9月期に一定の設備投資をしました。なお、すでに申請していた事業再構築補助金が採択されたため、X2年9月期にその補助金を収受しました。

そこで、その補助金について、圧縮記帳を適用することができますか。また、適用できる場合に、具体的にどのように計算し、法人税別表を作成すればよいでしょうか。

 A   事業再構築補助金について、圧縮記帳を適用することができます。

ご質問のケースは、固定資産を取得した翌事業年度に事業再構築補助...