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賃貸不動産オーナーのための トラブル解決対応 第9回 連帯保証

 弁護士 松浦 絢子

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賃貸借契約を締結する時点で賃貸オーナーが検討すべきこととして、連帯保証人を立てるか、家賃保証会社を利用するか、ということがあります。また、これまで連帯保証人を立ててきた賃貸オーナーであっても、新規募集から家賃保証会社の利用に変更することを管理会社などから勧められるケースもあります。

家賃保証会社には連帯保証人にはないメリットもあり、利用する賃貸オーナーが増加しています。もっとも、家賃保証会社によって契約条件や保証の範囲なども異なります。また、家賃保証会社の賃借人に対する取立てが社会問題となったことも過去にはありました。このため、家賃保証会社を利用する場合でも、保証会社の仕組みをよく理解して選択す...