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附帯税に係る実務 第1回 加算税概説
税理士 佐藤 善恵
( 70頁)
所得税、法人税、相続税及び贈与税などの国税について、申告等が適正にされなかった場合には「加算税」や「延滞税」が課せられます。これらは、「附帯税」の一種で、納税者自らが計算して申告納税をするのではなく、賦課課税方式(課税庁が税額の計算を行って納税者に税額が通知される方式)となっています。
附帯税は身近ではありませんが、修正申告等の際には、あらかじめ金額を知っておきたい場合もありますので、基本的な事項を知っておくことは重要です。
この連載では、本来納付すべき税額に追加的に納付が求められる附帯税を中心に取り上げます。まずは、「加算税」の基本項目を見ていきましょう。
Q1
「加算税」と「延滞税」の違いは何です...