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法人税 法人税重要事例検討:令和の判例・裁決例―35
税理士 古川 浩二
( 85頁)
先月 に引き続き、法人税の実務において重要、かつ、誤りやすいと思われる事例について検討します。
今月は「債務確定基準」について取り上げます。
Q1 法人税法22条3項2号が債務確定基準を採用している趣旨
当社(以下「A社」といいます。)は、平成27年4月30日付「定期貸室賃貸借契約書」(以下単に「賃借契約書」といいます。)を、G社との間で取り交わし、G社を賃貸人、当社を賃借人とする、建物の9階4,733.69㎡(以下単に「賃借物件」といいます。)に係る定期建物賃貸借契約(以下単に「賃借契約」といいます。)を締結しました。
この賃借契約書には、要旨次のとおりの記載がありました。
① 賃借契約の賃貸借期間は、...