※ 記事の内容は発行日時点の情報に基づくものです

税理士がチェックしたい 中小企業クライアントの就業規則のルール 第71回 機密情報・営業情報管理規程-1

 特定社会保険労務士 小野 純

( 66頁)

以前から企業においては、会社の機密情報や取引先情報、それに顧客や従業員に関する個人情報について管理の必要性が叫ばれておりました。理由は、実際に各種の情報漏洩により、会社のイメージダウンや顧客からの損害賠償請求にまで至るケースが発生しているからです。そのため、大手企業では「保護する情報の対象」を明確にすると共に、管理システムを構築し、管理マニュアルや管理責任者を配置し、情報漏洩の防止に励んできました。

一方、中小企業では情報管理についての危機意識が薄い場合が多く、社員であれば会社のどのPCからでも機密情報にアクセスできたり、外部持出しに関するルールがなかったり、また、ルールがある場合でも形骸化して...