※ 記事の内容は発行日時点の情報に基づくものです

別表調整 売上高に関する税務調整(2)

 公認会計士・税理士 久保 直生
 公認会計士・税理士 髙木 伸浩
 税理士 新倉 美千子

( 117頁)

前回 は、収益認識基準と法人税法上の益金計上時期のズレ、売上の計上漏れといった基本的な事例を確認しました。今回は、売上高に関する税務調整のうち、実務でより判断に迷いやすい次の4つの論点を、事例を用いて確認していきます。

1 売上割戻し(リベート)、売上値引き等の計上時期

売上割戻し(リベート)などの変動対価は、 法人税基本通達2-1-1の11 (変動対価)が定める3つの要件をすべて満たす場合に限り、当該事業年度の対価の額の算定に反映(売上高からの控除)することが認められます。算定基準が契約書などで明らかにされていない場合は、この要件を満たさず、金額が確定するまで損金算入できません。

2 グループ会社への低...