グローバルシステム構築費を子会社に請求する場合の金額設定は?

※ 質疑応答の内容は公開日時点の情報に基づくものです
Q

 当社では、会計・調達・人事等それぞれグローバルで利用可能なシステムを一旦グループ本社で構築し、徐々にグループ会社へ展開することを考えています。

 グループ会社特有の改修に係る費用については、当該会社へ直課する予定ですが、ベース部分構築費用の請求金額算出方法等についてご教示ください。

 グループ本社としては、同一システムにすることによりデータ収集が容易になり、ガバナンスを強化できる等のメリットがある一方、グループ会社としては、各自それぞれのシステムをもっているため、グローバルシステム導入に積極的ではなく、グループ本社から導入を強いる面は少なからずあるという状況です。 ただし、ボリュームディスカウントを取れる等のメリットもあり、グループ会社は受益者ではないとは言い切れないため、請求は必要かと考えています。

(1)請求金額は、各グループ会社における当該システムのユーザー数で按分して問題ないか。

(2)グループ会社によっては展開時期が異なり、期を跨って請求するケースも想定され、その場合、グループ本社側の減価償却が先行することになるが、問題ないか。

(3)(2)の場合でかつ当初全グループ会社を導入対象としていたが、諸事情により一部の会社へのみ導入することとなった場合、請求単価の見直しは必要なのか(その時点では先行導入したグループ会社との間で使用料を含む内容について契約締結済みである前提)。

A
(専門家の見解全文 文字数:2093文字)

【伊藤】 当質疑の文面からすれば、問題のシステム開発は………

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