OECDは2021年12月20日，デジタル経済対応課税の第２の柱であるグローバルミニマム課税におけるGloBEルール（IIRとUTPRを指す）のモデル規則（Global Anti-Base Erosion Model Rules（Pillar Two））を公表した。このモデル規則は，今後，各国が国内法を作成する際に変換可能なテンプレートとして公表されている。

同モデル規則は，全体で10章の構成となっており，最初の第１章で適用範囲（Scope），第２章～５章において主要な運用ルールなどを示している（２章「課税規定（Charging Provisions）」，３章「GloBE収入または損失の計算（C...