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[全文公開] domestic news OECD 第2の柱モデル規則のコメンタリーを公表

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OECDは3月14日,デジタル経済対応課税の 「第2の柱(グローバルミニマム課税)のモデル規則に関するコメンタリー(Commentary to the Global Anti-Base Erosion Model Rules(Pillar Two))」を公表 した。

同コメンタリーは,昨年12月に公表された第2の柱のGloBEルール(IIRとUTPR)の「モデル規則」の適用・運用に関する技術的なガイダンスとして公表されており,GloBEルールのモデル規則における各条項の内容について,詳しい解説が行われている。

また,コメンタリーと同時に,GloBEルールのモデル規則の適用について,図表なども用いて説明した例示内容(Global Anti-Base Erosion Model Rules(Pillar Two)Examples)も合わせて公表されている。この例示内容では,例えば,モデル規則第3章(GloBE収入または損失の計算),第4章(調整対象税額の計算)などにおけるいくつかの条項について説明がなされている。なお,現時点で約40の例示が示されているが,今後,例示内容が追加されていく可能性があることも示されている。