※ 記事の内容は発行日時点の情報に基づくものです

[全文公開] domestic news OECD 第2の柱の実装フレームワークに係るパブコメを募集

( 13頁)

OECDは3月14日から,デジタル経済対応課税の第2の柱の 「実装フレームワーク(Implementation Framework)」についてパブリックコメント を募集している。なお,4月11日まで意見募集が行われている。

第2の柱のGloBEルールについては,モデル規則と,そのコメンタリー(解説)などが公表されているが,今後,次のステップとしてGloBEルールに係る実装フレームワークが開発されることになる。この実装フレームワークでは,申告義務などに関する合意された管理手順,多国間のレビュープロセス,セーフハーバーの開発の検討などに係る内容が示される予定である。

今回のパブコメでは,コメントを求めたい点として,GloBEルールにおける「情報収集,申告義務,記録保存要件について,コンプライアンスコストを考慮しつつ,情報報告の効率,精度,検証可能性を最大化する設計」や,「簡素化やセーフハーバーの使用を含め,多国籍企業のコンプライアンスコストの減らすための方策」など,いくかの論点について意見募集を行っている。