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グローバル·ミニマム課税における実務上の留意点と課題 第17回 企業グループ等にパス·スルー課税の適用を受ける事業体がある場合の適格CbCRセーフ·ハーバーにおける簡易ETRテストの計算(Q&A その4)

 税理士 秋元 秀仁

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略歴  旧大蔵省主税局、国税庁調査査察部調査課(国際/審理担当)、同課税部法人課税課、同審理室、東京国税局統括国税実査官(国際/富裕層担当)、玉川税務署長、東京国税局調査管理課長、国税庁長官官房監督評価官室長、札幌国税局総務部長、高松国税局長などを歴任。現在、税理士、青山学院大学大学院非常勤講師、財務省「新BEPS研究会」委員。

Q6 企業グループ等にパス・スルー課税の適用を受ける事業体がある場合の

適格CbCRセーフ・ハーバーにおける簡易ETRテストの計算

《検討》

1 我が国CbCR法制における「居住地国」とIIR法制における「所在地国」の相違

2 適格CbCRセーフ・ハーバーにおける簡易ETRテスト(計算例による比較)

(1) 簡易ETRテストの計算における分子の額[連結等財務諸表に記載された法人税の額等]

(2) 簡易ETRテストの計算における分母の額[適格CbCRにおける税引前当期利益の額]

(3) 簡易ETRテストの計算結果

3 まとめ(現行税務の整理と留意点)

Q6

企業グループ等にパス・スルー課税の適用を受ける事業体がある場合の適格CbCRセーフ・ハーバーにおける簡易ETRテストの計算

《照会の...