財務省は７月９日、「 令和７年度 税制改正の解説 」 を公表した。同解説の「国際課税関係の改正」の中では、「第一　グローバル・ミニマム課税への対応、第二　外国関係会社に係る所得の課税の特例（外国子会社合算税制）等の見直し、第三　その他」に係る改正の解説が行われている。また、「消費税法等の改正」の中で「外国人旅行者向け消費税免税制度（輸出物品販売場制度）の見直し」に係る解説も行われている。

令和７年度税制改正に係るグローバル・ミニマム課税への対応について、各対象会計年度の「国際最低課税残余額に対する法人税（いわゆるUTPR）」、「国内最低課税額に対する法人税（いわゆるQDMTT）」の創設や、「国際最低課税額に対する法人税等（いわゆるIIR）」の見直しにおける調整後対象租税額の計算などのほか、「外国子会社合算税制等の見直し」における課税対象金額等の合算時期の見直しなどについても解説が行われている（※ 28頁 から税制改正の解説を掲載しています）。