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グローバル・ミニマム課税における実務上の留意点と課題 第24回 簡易ETRテストにおける持分法適用子会社に係る持分法損益の取扱いと適格CbCR該当性(Q&Aその11)
税理士 秋元 秀仁
( 26頁)
略歴
旧大蔵省主税局、国税庁調査査察部調査課(国際/審理担当)、同課税部法人課税課、同審理室、東京国税局統括国税実査官(国際/富裕層担当)、玉川税務署長、東京国税局調査管理課長、国税庁長官官房監督評価官室長、札幌国税局総務部長、高松国税局長などを歴任。現在、税理士、青山学院大学大学院非常勤講師、財務省「新BEPS研究会」委員、国税庁税務大学校講師。
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Q15
簡易ETRテストにおける持分法適用子会社に係る持分法損益の取扱いと適格CbCR該当性
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≪検討≫
1 簡易ETRの計算におけるその算式の分母の額
2 CbCRの作成における税引前当期利益の額
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3 CbCR記載要領とOECD執行ガイダンスを踏まえた検証
4 本件への当てはめ
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《照会の要旨》
1 P社(12月決算)は、国際最低課税額に対する法人税制度(IIR)における最終親会社等(UPE)で、我が国に本店を有しています。P社は、オランダ国内にCE1、CE2、...