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一目でわかる中国☆国際税務教室 Vol.248 昨今の中国税務調査事情

上海ユナイテッドアチーブメント コンサルティング 代表 公認会計士・税理士 鈴木 康伸

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税務調査の留意点

かつての税務局の調査は、立ち入り調査が多かった。最近はデータをやりとりすれば調査を進められるため、税務局が納税者に詳細な数字を送って納税者に説明をさせ、説明しきれなければ自主的に納税する、修正申告するという方向に向かっている。

税務局の納税システムである金税四期は、外貨管理局、税関、市場監督管理局など政府部門と連携して取得した詳細なデータを、AIを活用して分析を行う。それによって、税務局から納税者に対する"詳細なお尋ね"が増加している。"お尋ね"の内容は、「対外送金はあるが源泉税を納めなくてよいのか」、「多頻度の同一口座への振替があるが、この振替は寄附金ではないか、企業所得税の対...