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絶対まねてはいけない会計不正 正しい経理を行うために知っておくべき不正事例 第8回 税務の不正
公認会計士・税理士 久保 直生
公認会計士・税理士 髙木 伸浩
弁護士・公認会計士 牧江 真弥
公認会計士 鈴木伽奈子
公認会計士・不動産鑑定士 高山 大輔
税理士 新倉美千子
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第7回 までは企業が財務状況を実際よりも良く見せるために行う粉飾決算について取り上げました。
粉飾決算は利害関係者(銀行、株主、取引先など)からの信用の維持、融資の獲得のために利益を多く見せ、財務状態を良く見せるために行いますが、今回は「逆粉飾決算」という、利益を少なく見せることで、納税額を減らす会計処理について、事例を確認しながら見ていきましょう。
逆粉飾決算はいわゆる「脱税」となり、申告漏れや所得隠し、無申告などで追徴課税や加算税が課されます。
1 逆粉飾決算の種類
逆粉飾決算の種類を図にすると〔図表1〕の通りとなります。
悪質なほどペナルティーは重くなり、本来の税額に加え、〔図表2〕の追徴課税が課さ...