あがたグローバル税理士法人　税理士・米国公認会計士　多賀谷 博康

Q

当社は、M&Aで同業他社Ａ社を買収することにしました。そのＡ社の代表取締役甲は、M&Aのクロージングを機に代表取締役を辞任しますが、以後６か月間は新しい経営陣に業務を引き継ぐため、取締役に留まっていただきます。そして、Ａ社の非常勤取締役乙は、クロージングを機に退任します。

クロージングの条件として、甲と乙のそれぞれに役員退職金を支給しますが、甲については、代表取締役から取締役になる分掌変更に当たり支給するということと、乙については、非常勤取締役としての報酬はゼロというそれぞれの事情があります。

こうしたケースにおいて、その役員退職金に係るＡ社の法人税法上の留意点をご教示ください。

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M&Aのクロー...