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相続、贈与に係る保険・年金の取扱い 第5回 年金保険の取扱いについて―1

東京富士大学大学院 客員教授・税理士 佐藤 繁

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今回は、年金保険の税務上の取扱いについて、主に相続税と所得税の二重課税に関して解説します。

 要 点 

・ 既に年金を受け取っている方の年金受給権を相続した場合には、生命保険の非課税枠は適用されません。

・ 死亡保険により年金受給権を取得した場合には所得税の二重課税の問題が生じます。

・ 定期金に関する権利の意義について裁判所は納税者有利に解釈しました。

1 年金保険の意義

 Q1   夫が死亡し、既に受け取っている生命保険の年金受給権を相続しました。

この場合、相続税の生命保険に係る非課税枠の利用ができるのでしょうか。

生命保険の保険金を年金にて受け取る場合、通常、年金保険といわれています。相続税では年金という名...