週間「適時開示」ニュース(7/17~7/23)

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ドーンで監査人の異動(7月21日)

地理情報に関連づけたクラウドサービスの開発などを行うドーン(東ス)は7月21日、東陽監査法人の退任と、オリエント監査法人の就任を公表した。同社の事業内容や企業規模に適した監査対応と監査報酬の相当性等を検討した結果、オリエントが適任と判断した。

3社が「開示すべき重要な不備」(7月18日など)

7月20日までに、3社が2023年3月期の内部統制報告書に「開示すべき重要な不備」の記載がある旨を公表した。

精密工作機械の製造などを手掛けるツガミ(東プ、EY新日本)は、7月18日に「開示すべき重要な不備」がある旨を公表した。同社と子会社との間の一部の有償支給取引について、収益認識に関する会計基準の適用指針に照らすと、同社の財務諸表の売上高が二重に計上されていることが判明した。

燦キャピタルマネージメント(東ス、柴田公認会計士事務所、大瀧公認会計士事務所)も7月18日に「開示すべき重要な不備」がある旨を公表した。2023年3月期の監査において、与信管理やリスク管理が社内規定に則り適切に行われていない点や、債権管理に対する取締役相互間の情報共有と監督が不足している点につい...